マウスガードは口の中の保護装置で、どんなものかといえば「ボクシング選手がはめているマウスピース」といえばお分かりただけると思います。
マウスピース、マウスプロテクターなどとも呼ばれています。
マウスガードは外力から顎と口のまわりへの衝撃をやわらげ、歯の破折や、顎の骨折、口の中・口の外の軟組織のケガを 防止するものです。脳震盪の防止にもなります。
マウスガードは、上顎の歯につけることが多いのですが、スポーツによっては下のほうだけ、あるいは上下につけることもあります。
衝撃を加えたときの頭蓋骨の変形量また頭蓋内圧の変化を測定した結果ではマウスガード装着時は未装着時の約50%という調査結果も出ています。
今、ボクシング、K-1、アメフト、ラクロス、ラグビー(一部)、空手 (流派による)など義務化されているスポーツ以外にもコンタクトスポーツをする選手は装着をすることをお薦めします。
当院には今までに、アメフト、ラグビー、ラクロス、空手、柔道、柔術、キックボクシング等の選手が来院されました。
マウスガードにはスポーツ用品店などで販売されている簡易型のものもありますが、口をあけるとすぐに落ちてしまったり、正しい咬み合わせができず顎関節を痛めるなど、かえって危険なことがあります。 歯科医院で型をとって精密に作るものが安全です。 また、小・中学生の場合歯の生え変わりなどで、歯列の変化によりマウスガードが合わなくなることがありますので、4~6か月毎の検診を受けることが必要です。少しでも違和感があればすぐにご連絡ください。 |
→ はじめての場合(模型製作とマウスガード製作):5,500円(税込)
→クラブ活動の生徒さんや学生さん:4,400円 (税込)
▶ 歯と顎関節の保護 歯と顎の形に合ったマウスガードにより、衝撃を緩和させ歯や顎のケガを防ぎます。 |
▶ 脳震盪(のうしんとう)の予防 サッカー(ヘディング)やラグビーなどは、歯を食いしばることで衝撃や脳の揺れを軽減できます。 |
▶ 顎の骨折の予防 マウスガードのクッションにより、衝撃の強さを分散することができます。 |